今回は度々聞かれる「なぜ羽村市を選んだのか」という点について書きたいと思います。
こんにちは、タマイロ寫眞店 オオイシです。
お客様では知らない人がほとんどだと思いますが
私は四国、徳島県出身です。
そう、羽村市からかなり遠いです。笑
元々羽村市はもちろん多摩地域にゆかりはありませんでした。
私のこれまでの歩みを長々書いても興味が湧かないと思うので
ざっくり箇条書きにすると
・プロカメラマンとして独立
・最初は来るもの拒まずで仕事を受ける日々
・2〜3年経ち全国から依頼がくるようになる
・仕事が順調になり、普段の暮らしにもこだわりたくなる
・埼玉、神奈川、多摩エリアを約1o箇所を実際に歩き、羽村市に出会う
・生まれ育った地元と似た空気を気に入り、2018年に羽村市へ移る
こういった感じです。
羽村市に引越しきてすぐに
散歩が好きな私は羽村市内をひたすら歩いて回っていました。
のどかで暮らしやすそうな街を再確認
そして
夕暮れのタイミングで羽村市の有名な水田「根がらみ前水田」に到着。

上の画像は2020年に撮ったものなのですが
2018年に初めて根がらみ前水田を見た時の光景と酷似していて
当時鳥肌が立ち、思わず「うわあ、、」と声が出たのを覚えています。
そして翌年、2019年には初めてチューリップ畑や桜並木を見て
再び震えるような感覚になりました。




2019年の4月には雪も降りましたね。
上の写真はさくら祭り本番の数日前
雪が降り誰もいない桜並木を1人清掃している男性の後ろ姿。
もちろん人が来ていないのでゴミは落ちていません。
それでも男性はこの後来るかもしれないお客さんや
翌日、数日後に綺麗な状態で桜を楽しんでほしいという思いからか
ゴミのない桜並木をひたすら見回っていました。

こちらはお祭りの山車を見守っているような桜の巨木
人が桜を見守り、桜が人を見守る
そんな風に感じました。
羽村市に長年お住まいの方はいつもの光景かもしれませんが
外から来た自分には、桜や水田、自然と共に暮らす街のように思えたんです。
何か不思議な魅力を感じた羽村市で生活をし
自然とこの羽村市や、仕事や休日に足を運ぶようになった多摩地域で当分暮らしていきたいという気持ちが強くなっていきました。
でも私はまだ羽村市に来て2年ちょっと。
もっと羽村に、多摩地域に溶け込みたい。
地域と共に生きるには人の役に立たなくては。
自分の強みである写真で、多摩のみんなの役に立てたら
きっともっと溶け込むことができ、より理想的な人生になると考え
フォトスタジオを作ることにしたんです。
羽村、多摩は決して写真文化の根付いた地域ではありません。
撮影料金も少し無理をして安めに設定をしました。
カメラマン仲間からは「うまくいかないんじゃないか」と心配されました。
でも自分は流れに身を任せる性分です。
うまくいくかどうかはわからないですが
きっと何かの縁で、このタイミングにこの地へ来たと思っています。
いいものを創り発信し続ければきっと誰かが見つけてくれる、そう信じて今日も多摩と、人と、写真と、向き合います。
タマイロ寫眞店 オオイシ